レンティング 陽(あきら)

信濃町で、遊ぶということ。

/ ひと ショート・ストーリー

レンティング 陽(あきら) (クロスカントリー スキーヤー)

ソチオリンピック クロスカントリースキー
日本代表選手を育んだ、信濃町の雄大な自然。

レンティング 陽(あきら)

1990 年生まれ、信濃町出身。2014 年ソチオリンピッククロスカントリースキー日本代表。現在は2018 年冬季オリンピックでのメダル獲得を目標に、スウェーデンを中心に活動中。
【TEAM AKIRA】 http://teamakira.com/

 元を辿ると、両親が美しい自然に惚れ込んでこの信濃町に転居して来たことが僕と信濃町の自然とのかかわりのきっかけで。保育園児の頃から両親と近隣の山々を登ったりしていましたよ。子どもの頃は、冬の間は完全に雪遊びのシーズン。朝早く学校に行って授業が始まるまで雪遊び。ソリで学校に行ってみたりね。そして放課後は、たんぼの中に入ってやっぱり雪遊び。遊びながらの帰り道だからなかなか家にたどり着かず、暗くなって心配になった誰かのお父さんかお母さんが迎えに来て、それから家に帰るなんてこともしょっちゅうでした。

 グリーンシーズンは、花や植物を使ってやっぱり通学途中は遊びっぱなし。「この草、バナナの匂いがするぜ!」なんて言って友達と盛り上がったりしていました(笑)。オリンピック日本代表にもなったクロスカントリースキーを始めたきっかけも、ここ信濃町。小学校の冬の体育の授業がきっかけでした。校長先生がスノーモービルで作ってくれた校庭のコースで練習をしていたし、僕のクロスカントリースキーの原点は、信濃町の雄大な自然といっても過言ではないのかも。

 実は僕、高校の時も大学の時も学校にコーチがいなかったんです。だから、基本的に練習メニューを自分自身で組み立てて実行していくというのが、僕の選手としてのスタイル。でもその原点は、生活の中に雪があって、その中で遊びに夢中になっていた子どもの頃の信濃町での楽しい記憶だったのかもな、と今になって感じたりしています。

 ウィンタースポーツはもちろん、夏場の野尻湖でのウォータースポーツなど、様々なアクティビティが楽しめる信濃町。もちろん、それらのアクティビティを楽しむのも良いことなんだけれど、ただただそこにある自然をそのまま満喫するというのも信濃町のぜいたくな楽しみ方なんじゃないかなと思います。

 ヨーロッパを拠点に活動している僕も、信濃町に帰ってくると子どもの頃と同じように黒姫山の麓でスキーをしつつ、野尻湖や斑尾山の美しい風景を眺めたりしています。「自然の宝庫」信濃町。その豊かさをそのまま味わいつくすことが僕のおすすめの信濃町の楽しみ方です!